Webサイトのスクレイピングせずに、株価データを取得する方法として、APIを使う方法があります。
今回は、日本株に対応している「J-Quants API」使って、株価データを取得してみました。
J-Quants API
J-Quants APIは、日本取引所グループ(JPX)公式の金融データ取得APIです。
APIを使うことで、株価や財務などの金融データを簡単に取得できます。
料金プランは、無料プラン含め、4プランあります。無料プランは、データ提供期間が「約2週間遅延」であるため、最新のデータは取得できない制限があります。
株価データの取得
Postmanというツールを使って、J-Quants APIにリクエストを送り、株価データを取得します。
APIの使い方は、J-Quants APIのサイトの「API仕様書」で確認できます。
- J-Quants APIのサイトでユーザ登録して、アカウントを作成します。
- J-Quants APIのサイトにログインし、<リフレッシュトークンを取得する>ボタンをクリックします。「リフレッシュトークン」が取得できます。
- Postmanで「IDトークン」を取得します。
APIで各種データを取得するにあたり、「IDトークン」が必要になります。
下図のように、URLとパラメーター(リフレッシュトークン)を指定します。
赤枠部分を設定し、<Send>ボタンをクリックすると、レスポンス(緑枠部分)が得られます。 - Postmanで「株価四本値」を取得します。
下図のように、URLとパラメーター(銘柄コードとデータ日付)を指定します。
KDDI(9433)の"2023-10-06"の株価データを取得した場合の例です。
続けて、下図のように、ヘッダー(IDトークン)を指定します。
※無料プランで、2023年の大納会(2023-12-29)の日に試しましたが、取得可能な最新データは"2023-10-06"でした。無料プランだと、12週間遅延の制限があるので、約3か月前のデータが最新となります。
使ってみての感想
無料プランだと「12週間遅延」の制限があるため、ライトプラン(1650円/月)からの利用が現実的。日本取引所グループ(JPX)公式のAPIであるため、信頼性が高い点が魅力的。API仕様書の説明もわかりやすかった。